犬と一緒に電車でおでかけ!準備・注意点・おすすめスポット完全まとめ

新幹線

犬と一緒に電車に乗って出かけてみたい。
でも「吠えたらどうしよう」「周りの目が気になる」など、不安がつきまといますよね。

この記事では、犬と電車に乗るときの注意点や準備、実際の体験談まで詳しく紹介します。

必要なマナーやグッズ、電車に慣れさせる方法もわかるので、安心して移動できるようになりますよ。
犬とのお出かけがもっと楽しくなるヒント、ぜひ最後まで読んでみてください。

犬と電車に一緒に乗るときの注意点5つ

ケージは必須

犬と一緒に電車に乗るとき、基本的にどの鉄道会社でもケージに入れることが義務付けられています

これは犬の安全を守るためでもありますし、他の乗客に迷惑をかけないための配慮でもあります。

特に小型犬であっても「抱っこ」ではNGなケースが多いです。

ペット用のキャリーバッグやクレート、またはハードタイプのケージが望ましいですね。

素材は柔らかすぎないもので、通気性が良く、中が見えるタイプがオススメです。

例えば、メッシュ付きのソフトクレートなら電車の振動もある程度吸収してくれますし、犬自身も安心して中に入っていられます。

ケージに慣れていないと中で暴れてしまったり、吠えてしまったりすることもあります。

なので、事前に家や車の中で慣らしておくことがとても大切ですよ。

静かに過ごせるように、ブランケットやお気に入りのおもちゃを中に入れておくのも有効です。

ケージがあれば、「電車=怖くない場所」と犬が認識できるようになります。

安心できる“自分の空間”を持たせることが、電車移動を成功させる第一歩なんです。

追加料金に注意

犬と電車に乗るとき、人間の乗車券とは別に「ペット料金」が必要になることが多いです。

この追加料金、意外と知らずに乗ってしまう人も多いのですが、鉄道会社によって金額もルールもバラバラなんですよ。

たとえば、JR各社では「手回り品料金」という名目で、1ケージあたり290円(全国共通)の支払いが必要になります。

この料金は有人改札で支払うか、窓口で事前に購入する形になります。

他にも、私鉄各社や地下鉄の場合は、料金が無料のところもあれば、別途申請が必要なところもあります。

東京メトロや京王線、阪急などはペットキャリーに完全に収まっていれば無料ですが、サイズ制限やマナー遵守が求められます。

「無料だと思っていたら、改札で止められた…」なんてケースもありますので、必ず事前に公式サイトで確認することをおすすめします。

しかも、長距離路線や特急列車などでは「ペット不可」の席種があったり、「同乗不可」のケースもあります。

旅行などで乗り継ぎがある場合は、それぞれの路線でのルールをしっかり調べておくと安心ですよ。

うっかり追加料金を忘れると、他の乗客とのトラブルの原因にもなりかねません。

「犬と一緒の電車移動」は、スムーズな乗車準備がカギになります。

鳴き声・ニオイ対策

犬と一緒に電車に乗る際に、周囲の人が一番気にするのが「鳴き声」と「ニオイ」です。

特に満員電車や長距離移動になると、少しの音や匂いでも周囲の迷惑になってしまいますよね。

まず鳴き声についてですが、犬が吠える理由の多くは「不安」と「警戒心」からです。

見知らぬ空間で、知らない人に囲まれて、揺れる乗り物に乗る。

このシチュエーション、実は犬にとってはかなりストレスがかかるんです。

事前にクレートトレーニングをしておいて、「この中にいると安心」という状態にしておくのがベストです。

そして、乗車前にはたっぷり散歩して、エネルギーを発散させておくのも有効。

そうすることで、電車内ではぐっすり寝てくれることもあります。

また、音を遮る布をケージにかぶせたり、おやつで気をそらしたりと、対策はいくつかあります。

ただし、無理やり静かにさせようと怒鳴ったりすると、逆効果になることもあるので注意が必要です。

一方でニオイについてですが、これは前日のシャンプーやおしっこの処理などの「基本ケア」がすべてです。

出発前にトイレを済ませ、万が一の漏れに備えてペットシーツを敷いておくと安心ですね。

また、消臭スプレーや香り付きシーツなどを使うと、ニオイ対策としても効果的です。

他人にとっては「動物臭」と感じてしまうこともあるので、自分が感じなくてもケアは必要なんですよね。

静かに、そして無臭でいられる準備をしておけば、他の乗客にも迷惑がかからず、気持ちよく移動できます。

電車会社ごとのルール

犬と電車に乗るときに気をつけたいのが、鉄道会社によってルールがバラバラだということです。

「JRはOKだったのに、地下鉄では断られた!」というようなことが、実際にあるんですよ。

たとえばJRの場合、「タテ・ヨコ・高さの合計が120cm以内、重さが10kg以内のケージ」に入っていれば、乗車可能とされています。

このとき、手回り品として料金(290円)を払う必要があります。

ところが、東京メトロや大阪メトロのような地下鉄では、同じようなサイズ条件でも無料で乗車できることが多いんです。

一方で、私鉄には「完全に顔が出ないようにすること」「鳴き声を発しないように配慮すること」など、もう少し厳しい条件を設けているところも。

さらに、特急列車や新幹線などでは「ペットの持ち込み自体が制限されている車両」もあるので注意が必要です。

たとえば新幹線では、普通車両の足元にペットキャリーを置いておくのはOKですが、グリーン車ではNGになる場合があります。

また、「ペット乗車可能」な観光列車も増えてきていますが、予約制だったり、専用席しか使えないこともあるため、事前確認は必須です。

盲導犬や介助犬とは扱いが異なるため、一般のペットとしての犬はすべて「ケージに入れることが前提」です。

ここを勘違いしてしまうと、せっかくのお出かけが台無しになってしまいます。

必ず「○○鉄道 ペット 乗車」で公式サイトをチェックして、最新のルールを確認する癖をつけておくと安心ですよ。

混雑時間を避ける

犬と電車に乗るとき、いちばんのトラブル回避法が「混雑を避ける」ことなんです。

正直、どれだけケージに入れていても、満員電車の中で犬を連れていると周囲の視線が気になります。

それに、物理的にも押しつぶされそうになる危険性がありますし、犬にとってはパニックの原因にもなってしまいます。

混雑する時間帯といえば、やっぱり朝の7〜9時、夕方の17〜19時あたりがピークです。

この時間帯は通勤・通学ラッシュで、立っているだけでもやっとという状態になることも。

そんな中でペットキャリーを持ち込むと、飼い主のストレスもかなり大きくなりますよね。

なので、できるだけ日中の時間帯、特に10時〜15時ごろを狙うのがベストです。

また、平日よりも土日祝のほうが比較的空いている傾向があります。

さらに、座席の端や車両の端のほうに乗ることで、少しでもスペースを確保しやすくなります。

犬が落ち着いて過ごすためには、まわりの空気感もとても大事なんですよ。

周囲に人が少なければ、吠えることも減りますし、他人のニオイや物音に過剰反応することもありません。

もちろん、ケージの中にいるとはいえ、「あれ?動いた?」と驚かれることもあります。

人混みを避けることが、犬にも人にも優しい移動の秘訣なんです。

どうしても混む時間に移動しなければならない場合は、先頭車両や最後尾車両など、人が少ないエリアを選ぶことを意識してみてくださいね。

電車での移動を犬に慣れさせるコツ4選

徐々に慣らす

いきなり長距離の電車移動をするのは、犬にとってはかなりの負担になります。

まずは短時間・短距離からスタートして、徐々に慣らしていくのが理想です。

たとえば、最初は「家の周りをケージに入れて散歩する」だけでもOK。

次に近所の駅まで行って、改札を通るだけ、そして電車に乗って1駅分移動する…といったステップで少しずつ慣らしましょう。

こうした“小さな成功体験”を積み重ねることで、犬自身も「怖くない」と認識してくれるようになります。

逆に、一度でもパニックを起こすと、それがトラウマになってしまうこともあるので、最初が肝心なんですよね。

特に怖がりな子や社会化が苦手な子ほど、丁寧なステップを踏むのがポイントです。

音に慣れる練習

犬にとって、電車の中で感じる一番のストレスのひとつが「」なんですよ。

ガタンゴトンという走行音、ドアの開閉音、人のざわめき、アナウンスの声――これらが一気に押し寄せると、ビックリしてパニックになることも珍しくありません。

だからこそ、事前に「音に慣れる練習」がとても大切なんです。

たとえば、YouTubeなどで「電車の音」「駅のアナウンス」を流して、家の中で聞かせてみるのがおすすめです。

最初は小さな音量から始めて、犬の様子を見ながら徐々に大きくしていきます。

慣れてきたら、実際の駅まで行ってホームの近くで音を聞かせるのも効果的です。

このとき、怖がっていたら無理はせず、犬が落ち着いているときにおやつをあげたり、やさしく撫でて安心させてあげてください。

「音が鳴る=いいことがある」と思ってもらえるようにすることが大事です。

音に敏感な犬は、振動や声にも敏感なので、ケージの中に敷く毛布や音を遮るカバーなども準備しておくといいですね。

こうした準備をしておくことで、実際の電車に乗ったときも落ち着いて過ごせる確率がぐんと上がりますよ。

安心できるグッズ

犬と一緒に電車移動を成功させたいなら、「安心できるアイテム」を上手に活用することがカギになります。

まず第一に用意したいのが、犬が普段から使い慣れているキャリーバッグやクレートです。

新しいものをいきなり使うと、中に入るのを嫌がったり、不安を感じてしまいます。

そのため、普段からその中で寝たり、休んだりする習慣をつけておくとベストです。

次にあると便利なのが、犬のニオイがついた毛布やタオル

これは「自分のニオイがするものがそばにある」ことで、犬が安心感を持ちやすくなるからです。

他にも、小さなガムや噛めるタイプのおやつ、お気に入りのおもちゃなども持っていくと◎。

特に移動中、気を紛らわせたいときに効果を発揮してくれます。

ただし、あまり大きな音が出るおもちゃや、ニオイの強いおやつは電車内ではNGなので注意してくださいね。

また、音を遮るためのケージカバーやブランケットもあると、電車の走行音やアナウンス音から犬を守ってあげられます。

意外と役立つのが、「ペット用のリラックススプレー」や「アロマ成分配合の消臭剤」。

ラベンダーなどのやさしい香りで、犬の気持ちを落ち着けてくれることもありますよ。

こうした“安心グッズ”をうまく組み合わせて使えば、電車移動のハードルはぐっと下がります。

ごほうびでポジティブに

犬にとって「電車=楽しい場所」と思ってもらうために、ごほうびの使い方はめちゃくちゃ大事なんですよ。

犬は「行動と結果」を結びつける生き物です。

だから、電車に乗っているあいだにごほうび(=おやつ)を与えることで、「電車は良いことが起こる場所」と認識してもらいやすくなるんです。

ただし、ここで大事なのは「タイミング」。

たとえば、静かにしているとき、落ち着いて座っているとき、吠えなかったとき――良い行動をした「直後」にごほうびを与えることがポイントです。

それによって「これをするといいことがある」と学習してくれます。

逆に、怖がって震えているときにおやつをあげると、「怖がっているときに注目される=強化される」と誤解してしまうこともあるので注意しましょう。

電車に乗る前に、少し空腹状態にしておくと、おやつの効果も高まります。

ただし、あまり多く食べさせてしまうと気持ち悪くなってしまう子もいるので、軽めのフードや消化に優しいおやつを選んであげてくださいね。

ごほうびとしては、小さくちぎれるタイプのフードや、においが強すぎない無添加のものがオススメです。

また、何度も電車に乗ることで、だんだんと慣れてきます。

慣れてきたときにも忘れずに「よくできたね!」と褒めてあげること。

それが、犬にとっての安心感と信頼感につながっていきますよ。

犬と一緒に楽しめる電車旅スポット5選

箱根登山鉄道

箱根登山鉄道は、犬連れでも気軽に楽しめる観光列車のひとつです。

小型犬であればケージに入れての乗車が可能で、自然に囲まれた山岳路線を走るので、景色も抜群。

途中駅で降りて、強羅公園や彫刻の森美術館なども楽しめます。

犬と一緒に非日常の景色を楽しむにはぴったりですよ。

嵯峨野トロッコ列車

京都・嵯峨野を走る「嵯峨野トロッコ列車」は、四季折々の自然を楽しめる人気の観光列車です。

そしてなんと、このトロッコ列車もペット同伴OK(ケージ使用必須)というのが嬉しいポイント。

保津川沿いを走る開放的な車両からは、新緑や紅葉、川のせせらぎまで感じられて、犬にとっても大自然の空気を満喫できるはず。

乗車時間は片道25分ほどと短めなので、電車に慣れていない犬にもチャレンジしやすいですね。

また、トロッコ亀岡駅周辺には散策スポットも多く、列車を降りたあとのお楽しみもたくさん。

事前に予約をすれば混雑も避けられるので、のんびりした電車旅にはぴったりのルートです。

江ノ電沿線エリア

湘南の海沿いを走る「江ノ電」は、犬とのおでかけに人気のスポットです。

江ノ電では、小型犬ならキャリーに入れての乗車が可能で、観光ついでにちょっとした移動手段としても便利なんですよ。

鎌倉から藤沢までの短い区間ながら、途中下車できる魅力的なエリアが満載。

たとえば、「長谷駅」では大仏で有名な高徳院、「七里ヶ浜駅」では海岸をお散歩できたりと、犬と一緒に楽しめる観光地がギュッと詰まっています。

また、江ノ電の車両は比較的コンパクトで、ゆったりした雰囲気が流れているのも魅力。

平日の昼間を狙えば、観光客も少なめで快適に移動できますよ。

途中にはドッグカフェやペット可のテラス席を備えたお店も多く、電車+グルメ+散歩という休日の理想形が楽しめちゃいます。

のんびり海風に吹かれながら、犬と一緒に“旅気分”を味わえる、オススメの路線です。

わんわんパラダイス号

「わんわんパラダイス号」は、「犬と一緒に特別な時間を楽しめる犬専用列車として、話題を集めた列車です。

実はこの列車、季節限定やイベント限定で運行されることが多く、特定の観光地と連携して企画されています。

その特徴はなんといっても、犬がキャリーなしで自由に過ごせる設計になっていること。

通常の鉄道では考えられないほど、犬に優しい仕様が整っているんです。

座席も犬連れ用にゆったりとしていて、床材も滑りにくい加工が施されています。

中にはフォトブースやドッグカフェスペースが設けられていることもあり、まさに“犬旅”のための夢のような空間。

ほかの飼い主さんとの交流も生まれやすく、犬好き同士の情報交換や出会いも楽しめるのが魅力なんですよね。

事前にインターネットで「わんわんパラダイス号 運行情報」と検索すると、最新のスケジュールが見られます。

完全予約制のことが多いので、気になる方は早めにチェックしておくのがオススメです。

地方ローカル線の魅力

犬との電車旅をもっと気軽に、そしてゆったり楽しみたいなら、地方のローカル線がかなりおすすめです。

都市部のような混雑も少なく、車両の中も比較的静かで、犬にとっても快適な環境なんですよ。

たとえば、いすみ鉄道(千葉)や由利高原鉄道(秋田)などは、ペット同伴の旅に寛容で、キャリーに入れれば乗車可能な路線が多いです。

しかも、ローカル線は車窓からの景色が美しく、田んぼや山、海などの自然をたっぷり感じられるのが魅力。

電車の速度もゆっくりなので、犬も振動や音にビックリしにくいんですよね。

また、無人駅が多いので、駅構内や周辺も静かで、人混みが苦手な犬にもぴったりの環境です。

そして、こうしたローカル線の旅には「犬とのんびりする」という贅沢な時間が詰まっています。

普段は気づかないような、ゆるやかな風景や静けさの中で、犬と心を通わせることができるんです。

特にシニア犬や小さなお子さん連れの家族には、安心・安全に楽しめる移動手段としてもローカル線は最強の味方。

観光地ほど有名じゃないけれど、そこにしかない景色や出会いが待っているのが、ローカル線の醍醐味なんですよ。

実際に犬と電車に乗った飼い主のリアル体験談

初めての挑戦でドキドキ

電車に犬を連れて乗るのは、実はこのときが初めてでした。

もうね、駅に着くまでの道のりからすでに緊張してたんですよ。

うちの子は外に出るとテンションが上がっちゃうタイプなので、「ちゃんと静かにしてくれるかな…?」ってずっと不安で。

ペットキャリーには慣れていたものの、電車の音や人混みは未知の世界。

案の定、改札前で「うっ」となったけど、思い切って中へ。

ラッシュ時間を避けていたおかげか、車内はそこまで混んでおらず、端の席に座ることができました。

キャリーの中で最初はソワソワしてたけど、しばらくするとスッと静かに。

ときどき私の顔を覗き込むような仕草があって、「あ、大丈夫なんだ」って思ってくれたんだなと感じました。

目的地に着くまでの30分間、想像よりもずっと落ち着いていてびっくり。

電車を降りたあとはたくさん褒めて、大好きなおやつをプレゼント。

初めての挑戦は、ドキドキだったけど、やってみて良かった!」と思える貴重な経験になりました。

意外と周囲の反応が優しかった

犬と電車に乗るとき、一番心配だったのが「周囲の視線」でした。

正直、「迷惑だと思われたらどうしよう」「吠えたら怒られるかも」なんてネガティブな気持ちがずっと頭をよぎっていたんですよね。

でも、実際に乗ってみたら…これが驚くほどあたたかかったんです。

まず、座った席の隣にいた年配の女性が、「あら、ワンちゃん?大人しいわね」と微笑んでくれたんです。

もうその一言だけで、心がすごくほぐれたのを今でも覚えています。

他にも、電車内で目が合った大学生くらいの方が、にこっと笑ってくれたりして、「あ、そんなに構えなくてよかったのかも」と感じました。

もちろん、誰もが犬好きというわけではないので、最低限のマナーは絶対に必要です。

ケージにしっかり入っている、音やニオイの対策をしている、そのうえでの「好印象」なんですよね。

犬も人間と同じで、居心地の良い空間だと落ち着いていられるんです。

そして、飼い主である私がリラックスしていると、それが犬にも伝わって静かにしていてくれました。

この経験を通じて、「電車=怖い場所じゃない」と私自身も犬も感じられたことが、一番の収穫だったと思います。

思い出に残る旅に

犬と電車で出かけるって、正直ちょっと面倒そうって思ってたんですよ。

でも、いざ行ってみると、それが想像以上に思い出深い旅になったんです。

その日は天気も良くて、目的地は自然豊かな公園のある郊外。

最寄り駅まで電車で40分ほどかかったんですが、移動中の車窓から見える風景を犬と一緒に眺めている時間が、すごく心に残っていて。

キャリーの中からチラッと外を見ているうちの子の横顔が、なんとも言えないほど穏やかだったんですよね。

着いたあとは思いっきり芝生を駆け回って、カフェのテラス席で一緒に休憩。

それまでは「犬連れ=車移動」ばかりだったけど、電車での旅ならではの“ゆったり感”が味わえたのが新鮮でした。

車だと運転で疲れちゃうけど、電車なら犬と一緒に景色を見たり、のんびりできたり。

帰り道、疲れてぐっすり眠る愛犬の姿を見ながら、「またこんな旅をしたいな」と思ったのを今でも覚えています。

ペット連れで電車に乗るって、慣れればむしろ快適で、飼い主と犬の距離をグッと縮めてくれる体験になるんですよね。

困ったトラブルとその対処法

犬との電車移動って、楽しいことばかりじゃないですよね。

実際、ちょっとしたトラブルに焦ったこともあります。

あるとき、電車に乗って10分ほど経った頃、うちの子が突然「クゥ〜ン」と鳴き始めたんです。

今まで静かだったのに急に鳴き出したので、何か体調が悪いのかと一瞬パニックになりました。

でもよく見ると、キャリーの中で少し身をよじっていて、どうやらトイレに行きたかったみたいなんですよね。

完全防水のペットシーツを敷いていたので大事には至りませんでしたが、「乗車前にもう一度トイレに行かせておけば…」と反省しました。

それからは、必ず駅に着く前に散歩をして、トイレを済ませるようにしています。

また別の日には、乗車中に周囲の人が急に増えてきて、車内が一気にガヤガヤしたとき、うちの子がソワソワし始めたことがありました。

そのときは、すかさずケージにブランケットをかけて、周囲の刺激を遮断

さらに、おやつをあげて気をそらすことで、なんとか落ち着いてくれました。

こうしたトラブルも、「準備していたから対処できた」と思える経験でしたね。

あらかじめ「どんな状況が起きるか」を想定しておくことで、いざというときにも冷静に行動できるようになるんです。

電車移動にはリスクもあるけど、それ以上に得られるものも大きい。

だからこそ、「準備こそ最大の安心材料だと強く実感しました。

まとめ

犬と一緒に電車に乗るには、ケージの使用やマナー、鉄道会社ごとのルール確認が欠かせません。
鳴き声やニオイ対策、事前のトレーニングも大切です。

旅行やお出かけ先では、犬と楽しめるスポットも多数あります。
準備をしっかりすれば、電車移動も快適で楽しい時間になりますよ

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